ホームページ制作

【2025年最新】ホームページにいくらかけるのが正解?相場も解説

tomomi@clap-create.com
  • ホームページにいくらかけるのが正解なのか知りたい
  • ホームページ制作の相場を知りたい
  • 見積を取ったけれど、高いと感じる
  • 調べてみると相場金額が異なっており何が正解かわからない

ホームページの費用を調べても、サイトによって書いてあることがバラバラ。何が正解かわからない…そう感じたことはありませんか?

実は、ホームページの相場はあってないようなもの
なぜなら、原価がほとんどかかっておらず、内訳のほとんどが人件費だからです。

この記事では、不透明に感じる方が多いホームページの費用について、徹底的に解説します。ホームページ制作の見積に詳しくなるだけでなく、いくらかけるのが適切なのかも判断できるようになります。

この記事の結論

ホームページの費用は、制作会社のスタンスとホームページの規模の掛け合わせで決まります。適正価格かどうかの判断は難しいので、まずは見積に対して真摯に説明してくれるかどうかが業者選びのポイントになります。

ホームページにかける費用は、広報予算から現実的な予算を算出して決めます。一般的に「これくらいかけるもの」と決めて無理をすると後々苦しくなるからです。

ホームページの費用について

ホームページ制作の費用について調べると、大体20万〜500万の範囲で解説している記事が多い印象です。しかし、これは厳密にいうと不正解。この金額をベースに高い、安いを決めるのは判断ミスにつながります。

まずは、ホームページの価格に差が生じる理由について説明します。

ホームページの制作費用を左右する2つの要素

ホームページの制作費用を決める要素は大きく2つに分かれます。

  1. 制作会社のスタンス
  2. 制作するホームページの目的と規模

1:制作会社のスタンス

1つ目の要素は、制作会社のスタンスです。制作会社によって、「最高のホームページ」の定義が異なります。

  • 検索結果(SEO)に強く、集客につながるホームページ
  • デザイン性が高く、ブランディングにつながるホームページ
  • 機能性が高く、使い勝手がいいホームページ
  • 安く早く作れるホームページ

など……

もちろん、どれも最高のホームページだと思いますが、制作会社によって考え方はバラバラ。価格も機能もデザイン性も、すべてを優先することはできません。そのため、どこに重点を置くかで見積内容も大幅に異なります。

この状況、実は「車の選び方」に似ています。車は国産、外車、様々なメーカーがありますよね。それぞれのメーカーで個性=強みも違います。

  • コンパクトカーが多いメーカー
  • スライドドアが多いメーカー
  • 最先端の技術を用いたメーカー
  • デザインが強いメーカー
  • 安全性能、耐久性に自信があるメーカー
  • 環境に配慮したメーカー

どれも魅力的な車ですが、魅力を感じるポイントや理想の車の定義は人によってバラバラ。だからこそ、自分の考え方や好みに合ったメーカーから選ぶ人が多いのではないでしょうか。

ホームページの制作会社も同様です。

  • 安さをウリにしている会社
  • 老舗でブランド力がある会社
  • SEO対策を重視している会社
  • 広告運用に強い会社
  • 設計・企画力に自信がある会社
  • デザイン性が高い会社
  • ブランディング力がある会社

など、会社の強み=スタンスが、制作工程に関係します。
つまり、価格差が生じる理由になるのです。

この説明だと、まだ少しイメージしにくいので実例を出します。

安さをウリにしている会社の場合

安く、早く、すぐに対応できることを大切にしている傾向があります。
それを実現するために、制作体制や契約が一般的な制作会社と異なります。

たとえば、

  • テンプレートのデザインを使用し、お客様からもらったテキストや写真を差し替えるような作り方をしている
  • 初期費用+サブスクリプション形式の契約になっている
  • 独学でフリーランスをされている方(クラウドソーシング等)
  • ノーコードツールでの制作
  • コーディング工程を海外で制作

といった工夫があります。
また、上記に加え、設計工程が削られているケースが大半です。

他にも、何かしらの工程が少ない場合や、案件に関わる人数が少ない場合もあります。
つまり、人件費を削るような安さの理由があることがほとんどです。

上記に当てはまる理由がなく、高品質なホームページですと謳っている会社の実態はわかりませんが、あまりいい噂は聞きません。

こんな人におすすめ
  • 早く安くホームページを仕上げたい
  • とりあえず簡易的なホームページがあればいい

初期費用+サブスクリプション形式(月額制)の契約は、デメリットが多いので要注意です。

デザイン性が高い・企画力が高い会社の場合

「そもそもなぜWebサイトが必要なんですか?」という前提条件から整理し、ご要望を的確に形にします。

  • 上流工程と言われるコンセプト設計などにも携わる
  • ページ構成や原稿もわかりやすく整理する
  • 写真撮影や取材に入って原稿を作成するケースもある
  • デザインは、依頼者の目的やコンセプトに合わせて作成される
  • コーディングがきれい(ホームページになった時の見た目)

実績のある個人事業主(フリーランス)や、専門性の高いスタッフがいる会社だからこそ、丁寧にホームページを作り上げます。

こんな人におすすめ
  • ホームページを会社の顔として考えている
  • 達成したい目的(集客・求人・イメージアップなど)がある
  • オリジナリティの高いコンテンツ制作を求めている

2:制作するホームページの目的と規模

制作するホームページの目的や規模も、金額が変動するポイントです。

実は「ホームページ」には種類がいっぱいあります。

  • コーポレートサイト
  • ECサイト
  • リクルートサイト
  • ランディングページ
  • キュレーションサイト
  • オウンドメディア

など、目的によってホームページの種類が異なります。
当然実装する機能も変わるので、制作時に気をつけるポイントが変わります。

例えば、企業のホームページにカート機能は必要ないケースがほとんどです。しかし、会社のホームページに加えて、事業として少しだけ物販も展開したいというご要望もあります。

通常のホームページに加えて、

  • カート機能
  • 会員登録機能
  • 会員ログイン機能
  • クレジットカード決済機能

の検討が必要です。

さらに、そのサイトで使えるポイントの付与や使用機能も付け加えるとなると、当然工数が変わります。

これは、車に例えるとオプション。
プレーンなホームページに機能的な要望が追加されると開発コストや時間がかかります。複雑な要件の場合は、オリジナル(スクラッチ)制作に限られるので、技術力の高いエンジニアが担当します。

加えて、規模の変動でも金額が変動します。

  • 単純にページ数が多いもの
  • ブランディングなどの要素があるもの
  • イラストや動画、アニメーションが複雑なもの

このようなホームページは、制作するのにパワーを要するので費用も高くなりがちです。また、担当できる会社や担当者も限られるので、その点も費用が高くなる要因の一つです。

費用は掛け算

ホームページの費用は、
制作会社のスタンス×制作するホームページの目的と規模
で算出されます。

制作条件が完全に揃っていれば、同条件での比較はできますが、実際には、見積段階で条件が完璧に揃うことは少ないです。条件が揃っている中での相場感はありますが、土同業者から見て、「なぜこれがこんなに高いの?」と疑問に思うようなケースもあるので、発注前にしっかりと内容を確認しましょう。

複数社に声をかけプレゼンを行うコンペ形式を採用する場合は、前提条件を細かく提示しないと、うまく比較ができません。

敢えてコンペ映えする提案をする場合もあるため、よほどの事情がない限りやめておいた方が無難です。

予算の組み方

ホームページの見積を依頼する前に、準備してほしいことが3つあります。この3点を押さえておくだけで、自社のホームページ制作に最適な会社を選ぶことができます。

1:広報予算を算出する

ホームページは、見積前に予算を決めておくことが重要です。現実的にホームページに支払える広報予算はどれくらいなのかを算出しておくだけで、費用感の判断基準になります。

2:目的を明確にする

ホームページが必要だと感じた理由はなんですか?

集客したいのか、信用を担保したいのか、採用・求人に課題があるのか、理由は他にも様々あると思います。ホームページを制作する「目的」がはっきりしていると、問い合わせ時に受け取る返答も変わります。

ホームページをリニューアルしたい場合は、ホームページが古いことで起こっている問題点を明確にしましょう。

3:内容・機能を明確にする

掲載したい内容や機能をおおまかに考えてみることをおすすめします。会社概要、サービス内容、といった具体的な内容が浮かぶ場合は、細かな情報まで整理しておきます。機能面は、例えば自社で更新できるようにしたいとか、お問い合わせフォームがほしいといった内容です。

ホームページ制作のトラブルを避けるには

大事なのは「価値観が違うところに依頼する」のを避けること。なぜなら、ホームページ制作におけるトラブルの大半は、価値基準の違いから発生するからです。

「こんなに高いお金を払ったのに、レスポンスが遅い」
「安かったけどクオリティが低い、もっとかっこいいデザインが良かった」
「安かったけど表示崩れや内容のミスが多い」
「高かったけど、検索順位が上がらない」

上記はすべて、実際に相談されたことがある内容です。
これらは、制作会社が完全に悪いわけではなく、単純に価値基準が違うことで発生しているのではないかと考えています。

中には、例えると軽自動車が欲しかったのに、高級車を買わされたというような、こじれ方をしているケースもあります。

だからこそ、ご自身の要望や価値基準を明確にしてほしいと思っています。その上で「考え方があう」と思う会社にまず話を持っていってほしいです。
もちろん、相見積は複数社依頼していいと思います。しかし、価格だけで決めると前提条件が異なる場合もあるので、注意が必要です。いいなと思った会社には、打ち合わせを重ねていくことで、価値基準のすり合わせができるのでオススメです。

予算とかけ離れた見積

予算決めました、内容決めました、それがストレートに実現できるのが理想ですよね。しかし、大半は要望が多すぎて、見積金額が高くなってしまっているケースがほとんどです。ここで起きているのは、軽自動車の予算で高級車買いたいという

あくまでも個人的な意見になりますが、
予算内で目的を実現できる案を優先させるといいかなと思います。

というのも、ホームページはなぜ必要ですか?
集客のため?採用のため?
実は、多くの目的は、他のツールや手法でも実現可能です。

とりあえずホームページがあればいいという場合は、安くて上質なテンプレートを利用することも視野に入れます。

集客だったら、Web広告と広告用ページ(ランディングページ)でひとまず実現できます。もっと予算を削りたい場合は、SNS投稿を頑張れば、プロの手を借りなくてもできますよね。

というのも、本当は達成したい目的があるのに、予算内でホームページを作ることが目的にすり替わってしまう。そんなケースを山ほど見てきました。
予算をせっかくかけたのに、一部の機能やコンテンツを削ったせいで、求めた結果が出ないという事態にもなりかねません。

そうならないためにも、親身に相談に乗ってくれる会社を根気よく見つけましょう。

まとめ

この記事の結論

ホームページの費用は、制作会社のスタンスとホームページの規模の掛け合わせで決まります。適正価格かどうかの判断は難しいので、まずは見積に対して真摯に説明してくれるかどうかが業者選びのポイントになります。

ホームページにかける費用は、広報予算から現実的な予算を算出して決めます。一般的に「これくらいかけるもの」と決めて無理をすると後々苦しくなるからです。

予算オーバーな時は、目的を達成する手法を変えることも検討します。

かかりつけデザイン室のホームページ制作

かかりつけデザイン室でもホームページの制作を請け負っています。私は、「本質が重要」だと考えています。そのため、お客様から「ホームページを作りたい」と言われた時に「なぜ必要ですか?」というのをやんわり確認します。

繰り返しになりますが、ホームページは制作しただけで何らかの目的が達成できる訳ではありません。必要なツールであるのは間違いないのですが、目的を達成するためには、エンドユーザーの前後の動線を考えた運用が必要不可欠。そのため、前後のツールも見据えた提案をするケースが大半です。

時には、ご予算に合わせた作り方や、ホームページ以外のツールもご提案します。お客様の目的達成のために、エンドユーザーの動線を整理することで、大切なご予算が無駄にならないよう精一杯ご提案します。

気になる方は、ぜひ一度無料相談会へ。
無理な営業は致しませんので、ご安心ください!

ABOUT ME
伊藤 友美
伊藤 友美
Clap create 代表 / コミュニケーションデザイナー
1992年生まれ、愛知県出身のグラフィックデザイナー。 名古屋芸術大学デザイン学部デザイン学科を卒業後、印刷会社に6年勤務。 内2年間グラフィックデザイナー、4年間Webディレクター・プランナーを経験しました。 その後食品メーカーのインハウスデザイナーを経て独立開業。 プライベートでは一児の母として育児に日々奮闘中。
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