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【ホームページ制作会社選び】よくある4つの失敗と10の対処法

ホームページ制作4つの失敗事例と10の対処法
tomomi@clap-create.com
  • ホームページの制作会社を探していても、どこに頼むのが正解がわからず不安
  • ホームページ制作で失敗したくない
  • ホームページの制作会社がどこも怪しく感じる

ホームページ制作会社の特徴は十人十色。自分が求めているホームページを制作してくれる会社を選ばないと、追加料金の発生、納期遅延、想像と違う仕上がり、といった失敗を招いてしまいます。失敗の原因は「正しい判断基準」を知らずに選んでしまうことから始まります。

この記事では、10年以上Web業界にいるディレクターの視点で、失敗しないための10のポイントと、よく見聞きするトラブルについて解説します。この記事を読むと、専門知識がなくても自社に最適な制作会社を見極められるようになります。

伊藤 友美
伊藤 友美
Clap create 代表 / コミュニケーションデザイナー
Profile
1992年生まれ、愛知県出身のグラフィックデザイナー。 名古屋芸術大学デザイン学部デザイン学科を卒業後、印刷会社に6年勤務。 内2年間グラフィックデザイナー、4年間Webディレクター・プランナーを経験しました。 その後食品メーカーのインハウスデザイナーを経て独立開業。 プライベートでは一児の母として育児に日々奮闘中。

ホームページ制作会社選びで陥りがちな4つの失敗

1:「安さ」だけで選んでしまう失敗

極端に安い制作会社を、価格だけで選ぶのは危険です。
信用のために、「とりあえずホームページがほしい」という場合以外はオススメできません。

  • テンプレートの使い回しで個性のないサイトになる
  • 追加料金が次々発生し、結局高額になる
  • 品質が低く、短期間で作り直しが必要になる

というようなトラブルが発生しがちです。

格安料金に惹かれて制作を依頼したものの、納品されたホームページはテンプレートそのままだったという事例も。

2:「見た目」だけで選んでしまう失敗

見栄えの良い実績に惹かれがちですが、それだけでは不十分です。
過度なアニメーションに気を取られ、ホームページに書かれている内容が全く入ってこないということも。

ホームページは、見た目はもちろん大事ですが、中身も大事です!

  • 見た目は良くても操作性やSEO対策が不十分なことも
  • 担当者によって品質が左右されるケースも
  • 自社の目的やターゲットに合っておらず、直帰率が高くなる場合も

中には、実績自体が捏造されたものだった(他社で作成したものを自分の実績にしていた)というとんでもないケースもあるようです。

3:「大手だから安心」という思い込みの失敗

大手制作会社・広告代理店だから安心とは限りません。会社の規模が大きい場合、お抱えの制作会社を持っているケースも多く、実制作は別会社ということも往々にしてあります。

  • 小規模な案件は新人が担当することになっている
  • 実制作は下請け・孫請けに出しており、迅速な対応やコミュニケーションが困難な場合がある
  • 費用が割高になりやすい

ホームページを大手に依頼して、やりとりに疲弊してしまい、制作会社を変えたいという相談は、昔から後を絶ちません。

4:「実績数」だけで判断してしまう失敗

「1000件以上の実績」という数字だけでは本質が見えません。具体的な事例をみて、似たようなホームページばかりかどうかを確認した方が無難です。

実績がイメージ通りのものばかりであれば問題ないですが、イメージと違う場合は条件がよくてもやめておくことをオススメします。

  • 同じテンプレートの量産である可能性
  • 同業種の制作経験がない場合も
  • 実績の「質」や「成果」が重要

先日、ホームページに掲載されていた実績数は架空で、初期費用を払ったら連絡がつかなくなったという事例を見聞きしました。

これらの罠に陥ると、予算と時間を無駄にし、最悪の場合は別の会社に再依頼することになりかねません。

失敗しないホームページ制作会社を見分ける10の基準

信頼できるホームページ制作会社を選ぶ、10の具体的な判断基準を紹介します。これらをチェックリストとして活用すれば、失敗リスクを大幅に減らすことができます。ぜひご活用ください。

①刺さる企画提案ができるか?

何らかの目的があってホームページを作る場合は、構造から考える必要があります。ヒアリング・取材を通して、どんなホームページが必要なのか、どんな情報をどう伝えるべきか、提案してくれる会社は安心できます。

もちろん、予算が少なければ提案すること自体が難しいので、必ずしも提案するという工程が入るとは限りません。

チェックポイント
  • 自社の課題やビジネスモデルを理解しているか
  • オリジナル性があり、納得できる提案か
  • 目標達成のための施策を含んでいるか

②設計から考えているか?

「ただ言われた通りホームページを作る」だけの会社と「設計から考える」会社では、成果に大きな差が出ます。また、デザインも社長や担当者の好みで決めるのではなく、設計に基づいた決定をすることで、戦略的なホームページが完成します。

チェックポイント
  • ホームページの目的やターゲットを詳しくヒアリングできるか
  • 情報設計やワイヤーフレームの作成工程があるか
  • ユーザー体験(UX)やカスタマージャーニーマップを重視した設計か

③追加料金の条件は明確か?

追加料金トラブルは非常に多いため、事前に明確な取り決めが必須です。どこでどんな追加費用が発生する可能性があるか、事前に確認しておくことをオススメします。

チェックポイント
  • 見積書がホームページ一式になっておらず、詳細な内訳がしっかり書かれているか
  • 修正回数や範囲の制限がある場合は明記されているか
  • 仕様変更に伴う追加料金が発生する場合は、作業前に知らせてもらえるか

④質問への回答は的確か

担当者の質はプロジェクトの成否を左右します。もちろん相手は人間なので、優秀な人でも相性が合わない、なんか苦手…ということもしばしば。できれば、お互いやりとりにストレスを感じない担当者をオススメします。

チェックポイント
  • やりとりしていて不満を感じないか
  • 専門用語をわかりやすく説明できるか
  • 質問に対して具体的で分かりやすい回答があり、こちらの要望を正確に理解しているか

⑤契約書は具体的か?

「思っていたのと違う」というトラブルを防ぐため、契約内容の明確化は必須です。見積書だけでなく口頭でしっかり説明してくれるかどうかも信頼できるポイントです。

チェックポイント
  • 詳細なスケジュールや、制作フロー、納品形式が具体的に明記もしくは説明されているか
  • 対応範囲は明確になっているか
  • ドメインやサーバーの所有権があるか

⑥非現実的な提案は含まれていないか?

SEOをウリにしている会社であればあるほど、検索順位を上げる難しさは実感しているはずです。特に、SEOの成果を約束する会社は注意が必要です。

チェックポイント
  • 「必ずGoogle検索1位になります」と断言してしまう
  • 「どんなキーワードでも上位表示を保証」と断言してしまう
  • 具体的なSEO施策を説明できない

⑦トラブル対応は迅速か?

問題発生時の対応は、制作会社の社風が感じられる項目です。緊急対応は避けられない業界なので、なるべく担当者と連絡が取れる(社用携帯など)状態が望ましいです。

特に制作を外注している場合は、担当者から外注先への連絡が取れないこともあるので、知識がある担当者がついているかどうかも判断基準です。

チェックポイント
  • 緊急時に電話で担当者に直接連絡が取れるか
  • 担当者に実作業の知識があるか

⑧公開後のサポートは充実しているか?

ホームページは公開後の運用が鍵。運用も見越してサポートがなければ、小さな修正をするにも困ることになります。

チェックポイント
  • 管理画面の操作研修やマニュアル提供
  • 保守契約の料金と範囲
  • スポットでの修正依頼も可能かどうか

⑨メールの返信は早いか?—レスポンスの迅速性

プロジェクト中のコミュニケーションの質は、最終成果物の質に直結します。忙しい会社の場合、問い合わせに1〜2週間も音沙汰なしということもあるようです。

チェックポイント
  • 問い合わせに対して2営業日以内に返信があるか
  • 定期的な進捗報告の有無があるか

⑩修正依頼に柔軟に対応するか?

制作過程での修正は必ず発生するため、その対応方針は重要です。

チェックポイント
  • 修正回数と範囲の具体的な制限の有無
  • 制作工程の戻りが発生した場合の修正対応に対して、事前に説明があるかどうか

まとめ|ホームページ制作で失敗しないために

失敗しないWeb制作会社の選び方10選、いかがでしたでしょうか?
ホームページ制作は参入障壁が低いからこそ、品質も考え方も本当に様々です。
自分に合った制作会社を見つけるために、具体的に話を聞きましょう。

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伊藤 友美
Clap create 代表 / コミュニケーションデザイナー
1992年生まれ、愛知県出身のグラフィックデザイナー。 名古屋芸術大学デザイン学部デザイン学科を卒業後、印刷会社に6年勤務。 内2年間グラフィックデザイナー、4年間Webディレクター・プランナーを経験しました。 その後食品メーカーのインハウスデザイナーを経て独立開業。 プライベートでは一児の母として育児に日々奮闘中。
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